ふたりの朝

写真家のAki3 秋久秀雄さんと薺さんの写真展が浮田町の古民家cafe Serepityで5/21まで開催されていると知り、行きました。
毎朝Aki3が薺さんを撮った写真が1年11ヵ月17日で717枚。そのうちの71枚が1階と2階の部屋一面に展示されていて。
築100年の民家が醸し出す雰囲気とモノクロの世界が溶け込み、何とも言えない非日常性を楽しめました。
その空間はどこまでも非日常で・・・・昨日仕事をミスして上司に叱られたこと、子供と喧嘩したこと、いくら時間かけても片付かない雑用のことなど・・・俗っぽいものをすべて取り除いてくれる。

けれども。

レンズから描き出されたものは ごくごくありふれた日常の場面しかありません。冷蔵庫があり、台所に立つ薺さんが居る。
扇風機がせわしく回り、洗濯ものがはためいて さっきまでふたりを包んでいた毛布のぬくもりすら感じられる。
とても不思議でした。
わたしが見ているのは まさしくふたりの朝。当たり前のようにふたりが眠りから目覚め、傍にいる相棒に「おはよう」と言葉を交わす。

ただそれだけの事なのに。決して「ただ」ではなくて「当たり前」ではない。ふたりが出会ってともに暮らしてお互いの存在を愛しく慈しみ合う・・・それは本当は物凄い偶然と奇跡の積み重なりなのかもしれない。
Aki3がレンズを覗き込むその瞳は優しく、薺さんをまっすぐに見つめ、「ふたりの朝」をこうして今日も迎えられた喜びと感謝を全身で表しているのだなぁと。

特別なことは何もなくてもふたりで居る「日常」が愛しく、それが一番意味のあることなのでしょう。
究極的なエゴなのに何故かしら。全く嫌味がない。

これからもおはようは撮り続けられ、ふたりの日常は続いていく。
何の保証はなくても。 Aki3と薺さんの軌跡として。 

そんなふたりの朝を酒の肴にして美味しいお酒を頂いたかのような贅沢な時間でした。


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